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歯周病

歯周病予防に欠かせない 正しい歯磨きの方法と対策ポイント

歯周病は中高年に多い印象があるかもしれませんが、生活習慣や磨き方によっては若い世代でも起こる可能性があります。歯ぐきの腫れや出血といった初期の変化は気づきにくく、気付いたときには進んでいることもあります。毎日の歯磨きは歯周病予防の基本であり、正しい方法を知ることで将来のリスクを下げることにつながります。今回は歯周病を予防するための歯磨き方法と、日常で続けやすい対策について、名古屋市名東区 星ヶ丘の歯医者 成瀬歯科医院が解説します。

 

1. 若い世代にも起こる歯周病、その原因とは?

歯周病は年齢を問わず発症する可能性があり、若い世代でも進行が見られることがあります。背景にある要因を知っておくことで、早い段階での対策につながるでしょう。

①生活習慣の影響

睡眠不足や食生活の乱れなどによって口腔内の環境が変化すると、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。忙しい時期ほど注意が必要です。

➁磨き残しによるリスク

歯と歯ぐきの境目に汚れが残ると、細菌が増えやすくなります。磨いているつもりでも細かい部分が磨けていないことが多く、若い方でも炎症が起こることがあります。

③ストレスとの関係

ストレスが多いと唾液の量が減り、口腔内の自浄作用が弱まることがあります。環境の変化が多い年代では、気付かないうちに歯周病が進むケースもあります。

④ホルモンバランスの変化

成長期や妊娠中はホルモンの影響で歯ぐきが敏感になり、少しの汚れでも腫れが出ることがあります。変化を感じたときは、より丁寧なケアが必要です。

⑤気づきにくい初期症状

初期の歯周病は痛みがほとんどなく、若い世代では気付かれにくい傾向があります。出血が続く場合は早めの受診を検討しましょう。

歯周病は年代を問わず起こる可能性があるため、日頃から口腔内の状態を把握し、早い段階で対策を始めることが大切です。

 

2. 歯周病を予防するための正しい歯磨き方法

毎日の歯磨きは歯周病予防の基本であり、方法を少し見直すことで歯ぐきの状態が整いやすくなります。ここでは、歯周病を防ぐための正しい歯磨き方法を解説します。

①毛先を使った磨き方

歯ブラシの毛先を歯ぐきの境目に軽く当て、小刻みに動かすことが大切です。強くこすらず、優しい力で細かい部分まで清掃しましょう。

➁歯間ケアの取り入れ方

歯ブラシだけでは届かない部分には、デンタルフロスや歯間ブラシが有効です。歯と歯の間の汚れを残さないよう、上手に活用しましょう。

③奥歯の磨き残し対策

奥歯は見えにくく、磨き残しが出やすい部分です。歯ブラシのヘッドを小さめにするなど工夫することで、汚れを取り除きやすくなります。

④マウスウォッシュの併用

歯磨きだけでは取り切れない汚れを洗い流す補助として活用しましょう。ただし歯磨きの代わりにはならない点に注意が必要です。

⑤1回の磨く時間

短時間では磨き残しが増えやすいため、5分前後を目安に丁寧に行いましょう。習慣にすることで、口腔内の状態が整いやすくなります。

毎日の歯磨きは、小さな工夫を重ねることで予防効果が高まりやすくなります。無理のない範囲で続けながら、歯ぐきの状態を安定させていきましょう。

 

3. 外食や喫煙による歯周病のリスクと対策方法

外食が多い方や喫煙の習慣がある方は、口腔内の環境が乱れやすく、歯周病が進行しやすい場合があります。日々の選択を少し意識するだけでも、リスクを抑える助けになるでしょう。

①外食の味付けが歯ぐきに与える影響

外食は味が濃く、糖分や油分が多い傾向があります。そのため口腔内に汚れが残りやすく、細菌が増えやすい環境になりがちです。食後のケアをしっかり行うことが大切です。

➁外出先で起きやすいケア不足

外出先では歯磨きの機会が減り、口腔内に汚れが長く残りがちです。歯磨きが難しいときは、うがいや携帯用の歯間ケアを活用して、汚れを残さない工夫をしましょう。

③喫煙による歯ぐきへのダメージ

たばこに含まれる成分は血流を悪くし、歯ぐきの防御機能を低下させることがあります。汚れも付着しやすく、歯周病が進む原因になることがあります。

④ニコチンによる症状の気付きにくさ

喫煙者では歯ぐきの炎症が表れにくい傾向があり、進行に気付きにくい場合があります。見た目の変化が少なくても、定期的な確認が大切です。

⑤外食・喫煙習慣がある場合のケア方法

うがいの習慣、携帯フロスの活用、夜の丁寧な歯磨きを意識しましょう。可能であれば、喫煙本数を減らすことも歯ぐきの健康に良い影響を与えるでしょう。

外食や喫煙が日常にある方は、意識的にケアを取り入れることで歯周病の進行を抑えやすくなります。

 

4. 名古屋市名東区 星ヶ丘の歯医者 成瀬歯科医院の歯周病治療

名古屋市名東区、星ヶ丘の歯医者 成瀬歯科医院では、三代にわたって地域密着の診療を行い、患者さん一人ひとりに寄り添う治療を心がけています。中でも歯周病治療とその予防は、お口の健康を守るための重要な柱です。歯ぐきの腫れや出血、歯のグラつき、口臭などは歯周病のサインかもしれません。
成瀬歯科医院では初期段階の歯肉炎から重度歯周炎まで、症状に応じてスケーリング・ルートプレーニング、外科処置、歯周組織再生治療(リグロス)など専門的な治療を行います。

▼成瀬歯科医院の歯周治療詳細

歯周病治療

歯周病は未然に防ぐ「予防」も大切です。歯科衛生士による定期的なクリーニング(P.M.T.C)、ブラッシング指導により歯周病になりにくいお口を目指します。

▼成瀬歯科医院の予防歯科

予防歯科

2018年に全国2,345の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-04-002)によると、歯周病は歯を失う原因の第一位です。
歯を失わないために、そしてずっと健康な口内環境を保つために、定期的なチェックとケアが必要です。

 

まとめ

歯周病は若い世代でも起こる可能性があり、早い段階からの予防が大切です。正しい歯磨き方法や歯間ケアの活用、外食や喫煙による影響を理解することで、口腔内の環境を整えやすくなります。毎日の習慣を少し見直すだけでも歯ぐきの状態は整いやすく、続けることで歯周病の予防につながるでしょう。

歯周病予防や歯磨き方法にお悩みの方は、名古屋市名東区 星ヶ丘の歯医者 成瀬歯科医院までお問い合わせください。


 

監修:成瀬歯科医院
院長 成瀬晋一
経歴
1997年東海高校卒業
2005年東京歯科大学卒業
2009年東京歯科大学大学院にて学位取得(臨床検査学研究室)
2018年愛知県歯科医師会認定 臨床スポーツ歯科医取得
2019年日本食育士協会  歯科食育士取得
2022年日本スポーツ協会 公認 スポーツデンティスト取得
2024年愛知県歯科医師会認定 臨床睡眠歯科医取得
愛知県歯科医師会認定 臨床口腔がん検診医取得
愛知県 肝炎医療コーディネーター取得

所属学会
日本外傷歯学会
日本スポーツ歯科医学会